『今日はお疲れ様、大活躍だったね!』



一言だけ祐基にラインを送ってから、ベッドに潜る。


ラインの文章にしたって、いつもはラリーが続くよう、あれこれ気を使ったりしているはずなのに、今日はなぜだかそんな気になれない。


それでも応援すると言った手前、勝利を手にした祐基に何もないのもどうかと思い、こうして一言だけ送ってみたけど。



なぜだろう。今送ったラインは、どうも義務感からきたものに思えてならない。



試合直後は、あんなに祐基へのラインのことばかり考えていたはずなのにな。


また、あわよくば電話だってできたらいいななんて思っていたのに。