斎藤は、ギョッとしました。

ふと、確認した、ドアのナンバーを見て…。

162

!?

斎藤「え、162?どういうことだ、そんなに、号数あるんかや…」

斎藤は、とっても、怖くなってきました。

そこへ、見知らぬ老人が、ボロボロの格好で、杖をつきながら、やっとの体で、よろめきながら、歩いて来て、斎藤の直前で、倒れ込んだのです。

斎藤は、思わず、「だ、大丈夫ですかっ」と、駆け寄りました。