よかった!

「じゃあ、夏祭り…行きませんか?」

「いいよ」

「本当ですか!?」

「うん」

ヤッター。すごく嬉しい!

「凛くん、ありがとうございます」

「あ、間宮さんスマホ貸して」



「はい」

私は、ピンク色のスマホを凛くんに渡した。

何するんだろう?

「はい、ありがとう。僕のアドレス入れといたから」

「え!ありがとうございます。でも、どうしたんですか?
凛くんが、アドレス交換するなんて」

「べつに…、ただなんかあったときに」

もしかして、心配してくれてるのかな?

「ありがとうございます!」

私は、嬉しすぎて思いっきりの笑顔を見せた。

「べつに、じゃあ僕行くから」

「はい!」