「間宮」

「はい!」

「どうしたんだ、間宮。やればできる子だったんだな」

え!てことは、いい点数だったのかな。
私は緊張と期待を抱きながら解答用紙を開いた。

!!
「やった〜、100点だー」

まさか、私が100点なんて。もー井口くんのおかげだー。

「友里、よかったね」

「うん!」

「間宮さん、よかったね」

え!井口くんが私に『よかったね』って言った。
あの井口くんに。

う〜〜〜 (声にならない叫び)

「どうしたの、友里」

「井口くん、大好き」

「はいはい」

そう言って井口くんは、自分の席に戻っていった。

「友里は相変わらずだね」

「なにが?」

「べつに〜」

どうゆうことだろ?