澄んだ青空

「ありがとうございました!」
流空先輩は家まで送ってくれた。

「あー常識だよぉ(笑)タメでホントいいからさ?よろしくね。」

「じゃあ、お言葉に甘えて(笑)」

そう言いながら私は家に入った。

「姉ちゃん男と帰って来たでしょー」
妹が玄関で待ち構えていた。妹の部屋は玄関とキッチンの近くなので窓から私たちの様子を見ていたらしい。


「えー?友達だよ友達〜」

「うそーん、ラブラブだった~」

私は妹に囁いた。
「お母さんがいるんだから!土曜日はなすわよ。」

「やくそくだよぉー?」

「もちろん!」

私は部屋に入ると窓を開けた。春風がそよそよと入ってきて気持ちがいい。

ポロロン〜
「あ、夏菜からだ」

LINEがきた。

「流空先輩とどうだった?」

「付き合うことになった!優しかったよ。」

「よかったね、私も彼氏欲しい。」

「夏菜は自然にできるよ、可愛いし。」

「そんなことない!まぁ頑張れ!」

「うん!」

私には付き合うことが初めてで不器用かもしれないけど、

今は流空先輩と恋愛したい。

そうおもいながらベットに寝転がった。