「前から友里が好きだったでも、いったん中止にしたんだ」


「何で……?」


何で何であきらめたの?



追い掛け続けてはくれなかったの?



「まだ俺は未熟だから、ボールを取られないように、捕まえられるようになるまで一旦中止。」



「ボールには……辿り着く?また同じボールを探してくれる?」


隆也はあの大好きな笑顔であたりまえ、と言ってくれた



「ま、とりあえず今の彼女大事にするけどさ」



と言って授業に戻っていった