次の日砂川さんから渡された週刊誌を見て笑うしかなかった。


何処にも真実が見つからない内容で、しかも私の顔まで載ってるし。


許さん。


智哉も真也も大爆笑。


「笑いすぎて、腹が痛い。」


「智哉、笑いすぎだから。」


「麻都佳だって、笑ってるだろ。」


そうだけど。


こんな嘘を誰が信じると言うのだろう。


真也にその考えは甘いと言われた。


世間は面白可笑しく、週刊誌の内容を知ることになり、真実は関係ないと。


はぁ。


そんなの間違ってる。


絶対、許さない。


このままではいられない。


「暴れん坊な所は相変わらずだな。」


私は小さな頃から気にいらないことがあると、大人にでも文句を言っていたらしい。


そんな私を押さえることが出来たのは智哉だけだそうで。


そんな真実は知りたくなかった。