「伊織くんって、いつもそーやって女の子落としてるの?」

「んー、勝手に女が落ちるだけ。」

「ふーん。」

「だからさー、つかさはどっかおかしいんだよ。」

「へ?」

「俺ってゆう、イケメンがいるのに優くんばっかー。何がいいの?優くんの。」

「わからない。いつの間にか好きでした。」

「ふーん。優くんは罪深いなー。
さっきもここにいたんでしょう?」

「まあ。」

「俺のがよっぽど健全。」

「それは違うでしょ。」

確かに、私も友達の恋人をまだ好きで。
優は日菜子がいるのに、私の部屋にのこのこやって来る。

欲張りな人間なのかもしれない。

いつまでも3人仲良しです。なんて言えないのかも。