世界一幸せな国Ⅱ※執筆再開











「……オリエンテーションは?」



そう低く呟く私が今いる場所。

それは、教室である。


イエロードルフィンの生徒は2クラスに分けられ、指定の席に着いていた。



バ「オリエンテーションは入寮の後だからもう少し待ってね」



教壇に立ったバジルさんが手元の書類を確認しながら笑った。



バ「全員席に着いているかな?……うん、居るね」



バジル先輩は目視で人数を確認すると、笑顔で言った。


バ「次に行うのは筆記試験。国語、数学、社会と、得意な科目を1教科。時間配分は任せます。問題と解答用紙は既にそこに置いてあるので2時間で4科目解くように。4科目目の解答欄だけ間違えないようにね〜」


今回は奇数と偶数で分けたため、ユアンは別のクラスだ。


(うー……不安だ……)


実の所、私は勉強はさして得意ではない。


前世では「頭脳明晰」などと言われていたけれど、実際のところは所謂努力型の人間である。


暴走族という近年での絶滅危惧種の総長をし、警察や暴力団に時折睨まれながら、多少のヤンチャや無茶を許してもらうためにはそれ相応の結果が必要だった。


制約がある中で結果を出して、初めて自由は与えられる。

それは、施設も学校も、社会もチームも、全て一緒だ。