世界一幸せな国Ⅱ※執筆再開


……終わった。

さようなら、私の平和な学園生活。

さようなら、漫画で憧れた青春。



ユ「先人を敬うことについては知っております。ですが、現状あなたに対して敬える要素がありません。なんですか?俺たちに小言を言うのが仕事なんですか?
大体、このスケジュールは本当に全て今日する必要あったんです?そこすら俺には疑問に感じますね」

「ちょっとユアン!ストップ!ストップ!!」


最悪な空気感。

先ほど同級生に怖がられたばかりなのに、他寮の先輩にまで噛み付いていては、本当に居場所がなくなる。



「ユアン、両親やお兄様たちに迷惑かけることになるから。私たちだけの問題じゃないから」


そこまで話すと、はじめてこちらを振り返るユアン。

フッと彼から力が抜けたのを感じた。



「スケジュールは、たしかに会議の余地があるのかもしれない。けど、それは私たちの仕事じゃないよ。今日が楽しみだったんでしょ?明日から楽しみなんでしょ?だったら不可抗力でもあちこちに悪名を轟かせるようなことは止めよう?」


ユ「ローナ……俺、」


今にも溢れ出しそうな涙を堪え、ユアンが何かを訴えようとする。