世界一幸せな国Ⅱ※執筆再開



「遅くなってすみません。新品を持ってきました」


私とユアンは、重力調節された機械を持って化学実験室に転移した。


「……よっと」


それを慎重に置いて、重力を元に戻す。



先「おお、新しいものか……うん?少し形が変わっているようだが……」



ユ「これ最新モデルなんです。今の3倍は耐えられます。2年前の俺たちの魔力半分までは測定できました。こちらは従来の素材から……」


ユアンがプレゼンかのように端的にポイントを説明しているあいだに、初期設定を行った。


「ユアン、設定できた。私たちはもう出よう」


ユ「ん、分かった」



私たちの魔力はどのみち測れない。

いても邪魔をするだけだと、私たちは化学実験室を後にした。



同級生や先輩方の好奇な視線を感じながら。







外に並び直してまもなく、ブルーイーグルの生徒が先輩に連れられてやってきた。



先「長引いているのかね?予定ではもう終わっていたはずだが」


少し不機嫌そうに言うその先輩は、前世の漫画で見たような、黒髪を七三に分けて固めている眼鏡の男性だ。


「すみません、私たちのせいで遅れてしまっていて……機械を壊してしまったので、新品を持ってきて初期設定を行っておりました」