「……で?これを持って行っていいの?」
扉のそばにあった機械を指差す。
見る限り学園にあったものと同じものだ。
レ「あぁ。学園のものより3倍の魔力耐性があるから、半分の魔力でならローナたちでも耐えられると思うよ」
今度は自信満々な表情で笑うお兄様。
きっと言ってはいけないことだろうと思い、本人には伝えなかったが、その表情は可愛いと思った。
お兄様はまだ19歳だ。
家では私の思う年相応な顔を見せてくれるので嬉しく思う。
「じゃ、持って行ってそのままユアン呼んでくる。用意してくれてありがと。またね!」
そう伝えて魔法で機械を軽くした。
たしか、荷物の重力だけを弄ればよかったはず。
「よっ……え?ちょっ……お、重い!持ち上がんない!!」
レ「ローナ、重力を大きくしちゃ駄目だ。逆だろう」



