ユ「えぇっ?!お兄様持ってきてくれるんじゃないの?!!」
私が電話をポケットにしまいながら声をかけると心底驚いた顔をするユアン。
一体何に驚いているのだろう。
壊してしまったのはこちら側なのに。
「当たり前でしょう!?先行ってるからね!……来なかったら許さないから。すみません、先輩方。すぐに新品を持ってきます」
そう伝えるとすぐに家に移動した。
──ヒュンッ
レ「おっ、ローナ。……って、ユアンは?」
家の玄関で待ってくれていたレオお兄様が私の帰宅に気づいた。
「お兄様、準備ありがとう。助かる。……ユアンならまだ学園。しばらくしたら来るはずなんだけど……」
私がそう言うと呆れ顔でため息をつくお兄様。
レ「ローナだけ来てくれたのか。すまないな」
ロ「壊したのは私たち。当然のことでしょ?」
お兄様は少し困った顔で笑いながら私の頭をポンポンと撫でた。



