世界一幸せな国Ⅱ※執筆再開



暴走しかけたお父様に何かを察したお兄様の声が、電話口から聞こえた。



「あっお兄様?ユアンがお兄様と同じことやっちゃって……すぐに用意できる?」



すると、お兄様は少しだけ黙ってから「あー……」と小さく言った。




「……お兄様?」



私が聞くと「悪い」と軽く笑う。





レ「ローナは?もう測定したのか?」




「へっ?私??……今からだけど」




レ「じゃあその後だな。2台か1台か今じゃ分からないだろ」





お兄様は私も壊すことが当然かのように言う。





「私はユアンと違ってやらないよ。……でも分かった、後でもう一回連絡する」





そうして電話を切ったあと、先輩方にその旨を伝えた。



(えっと、半分以下にしたらいいんだよね……)




「……ハァッ!」





前世のイメージのまま、意味があるのかないのか分からない掛け声とともに、機械に力を当てた。




──ミシッ




「……あ、やべ」




──メキメキッ



先「あっ……」



──ガシャ




測定器は、期待を裏切るわけにはいかないとばかりに壊れた。