昼休み。


「ネミルさん、お昼ご飯持って。行こ?」


「うん!」


ネミルとリキはお昼ご飯を持って教室を出た。

気づかれないようにシーラとカロルはその後につづく。

ネミルとリキが入っていった場所は屋上だ。


「入るの…?(小声)」


「気づかれないように。音、出さないでね?(小声)」


シーラとカロルはそっと屋上に足を踏み入れた。

ネミルとリキは気づいていない。

シーラとカロルは見つからないよう、ネミルとリキの会話が聞こえるように近くに隠れた。