「なぁシーラ。」


「ん?」


「リキが『ネミルさんってなんとかでしょ?』って言ってただろ?」


「そうね」


「『なんとか』の部分、聞き取れなかったんだけど…なんだと思う?」


「…ロネット」


「え?」


「『ネミルさんってロネットのこと好きでしょ?』って言ったんじゃないかな?」


「あ〜ぁ、…でも、それを言ってリキは何がしたいんだ?」


「弱みを握ってネミルを利用するとか…?」


「だったらネミルが危ないっ!!」


シーラとカロルは急いで1組に向かう。