そして、すぐに返事が来た。


(いま、駐車場にいるから、終わったらおいで。)



えっ!?


駐車場って、ここの?


なんで知ってるんだろう…



やることは終わっているから、荷物をまとめて、駐車場に向かう。



どこかな?


キョロキョロ見回していると、高級車が止まっていた。


もしかして…

っと思い、近づいて見ると、運転席の窓から流星くんが少し乗り出して手を振っていた。



やっぱり…



助手席に周り、車に乗り込む。



「ななちゃん、お疲れ様。」



「す、流星くんの車…凄いですね…」



思わず、声に出てしまう。



って、そうじゃなくて…!



「何でここが分かったんですか?」



「ん?だって、カルテに書いてあるから」







そう言えば、最初に診察券作る時に書いたかも…




なんで、簡単に見れるかは突っ込まないことにした。



だって、私の主治医だもんね…


普通に見れるからね…



「ななちゃん、体調は?」



「喉が少し…」


隠してもバレると思ったので、素直に言う。