先輩は、私の気持ちが分かったのか、服の下にサッと手を滑り込ませる。
少し険しい表情をした後、私を見た。
「ななちゃん、喘息持ってる?」
コクリ…
「…今、苦しくない?」
「ゴホッ…く、るゴホッ…ゴホッゴホッ…ヒュ…ヒュー…ゴホッ…」
実は、胸の音を聞いているから我慢しなきゃと、咳を我慢していた。
だからか、話そうとしたら、一気に咳が止まらなくなった。
「ななちゃん〜、落ち着いて〜、ゆっくり深呼吸だよ〜。」
流星先輩が、私を落ち着かせようと、背中を擦りながら声をかけてくる。
「ゴホッゴホッゴホッ…ゴホッヒュ…ヒュー…」
だけど、息を吸おうとしても、苦しくて吸えなかった。
「過呼吸か…」
いつの間にか、流星先輩が私の口に袋を当てて呼吸に合わせて背中を摩っていた。



