流星先輩が、そっと湿布を貼ってくれて、その部分が少しひんやりする。 熱は… (37.6) 少し上がってきたみたい… 「やっぱり上がってきたね…」 解熱剤を打つのが嫌な私は、恐る恐る流星先輩を見た。 私がよっぽど不安そうな顔をしていたらしく 「ん…?まだそこまで上がってないから、解熱剤は入れないよ?」 そう言われて、私はホッとして、無意識のうちに全身に入っていた力が抜ける。