そう言われて、裏を見てみる。




(I love most in the world)



世界でいちばん愛してる…




この文字を見て、思わず流星くんに抱きついた。



あんなに疑っていたのに…




嬉しかったから、少し顔を上げて言った。


「流星くん。ありがとう…!」




「信じてくれた?」



「三枝さんのことは、本当に浮気じゃ無かったんだよね?」




「うん。」



良かった。




安心したのと、嬉しさで涙が出てくる。




「…流星くん…!


私でよければ、よろしくお願いします。」





恥ずかしいから、顔を見られないようにぎゅっと抱きつく。




「幸せにするから。」



私の耳元で、流星くんの声が聞こえる。



「ななちゃん、こっち向いて?」




そう言われて、思わず、顔を上げる。




「ふっ…顔真っ赤…




可愛い…」



そう言って、やさしいキスが降ってきた。