目が覚めると、真っ白の天上が目に入った。



2回目だから、ここが病院だとすぐに理解出来た。



体があちこち痛い…それに、凄く寒い。



そう言えば、起きたらナースコール押してって言われたっけ…。



えっと…


頭の横にボタンがあったので、それを押す。


カチッ


押したらすぐに声がした。


「はーい。今行きます。」



だけど、私は寒くてブルブル震えていた。



ガラッと部屋の扉が開く。


「川島さん、目覚めた?」


そう言って入ってきたのは、ナースさん。



「はい。」



なんとか、そう返して、震えを止めようとする。


「もしかして、寒い…?」


隠せないか…


バレたものは仕方が無いので、コクリと頷く。


「すぐ戻ってくるので、体温測っていて。」


そう言って、体温計を渡された。