「うん。えっとね…」



何を言おうか迷ってるみたいで、止まっちゃった。



「話したいこと言ってごらん?」



俺がそう言うと、ななちゃんはぽつりぽつりと話し始めた。




「うん…


この前休み明けで仕事行ったらね、有給もう無くなって、休んでた最後の方欠勤になってるんだって…


でね、また休むならやめて欲しいって当回しに言われたの…


仕事は好きだけど、私体調悪くなったら長くなるし…」



聞きながら、俺はご飯を食べ終える。



そして、すぐ横にあるソファーに移動して、深く座った。



「ななちゃん?

こっちおいで?」



ななちゃんの身体が弱いのは仕方の無いこと。


だけど、仕事をやめてほしいと言われる職場があるなんて…



ななちゃんを呼ぶと、俺の横に俯きながらちょこんと座った。