ななちゃんはゆっくり離れて、リビングに向かった。


俺もその後に続いて歩く。



「ご飯温めるね」


そう言われたので、俺は座って待つ。


家事もななちゃんにやってもらっちゃって、申し訳ないな…


全然手伝えてないよ…



1人暮らしだった時は、休みの日にまとめてやるだけだったからな…



「はい。お待たせ。」



熱々の美味しそうなご飯が目の前に出される。




「ありがとう。…いただきます!」

美味しい…


だけど、た、食べにくい…



ななちゃんに見つめられてるし…



「ななちゃん、話ってなに?

食べながらでよければ聞くよ?」



食べ終わるまで見つめられても、俺が困るし…



そう言ったらななちゃんが話し始めた。