「はい。行こう?」 そう言った流星くんに手を差し出される。 「う、うん。」 ほんとに、良かったのかな… 歩く度にふわふわするワンピースを見ながらそう思う。 でも… ほんとに、かわいい…! 「流星くん… ありがと!」 嬉しくなって、笑顔で流星くんに言った。 「ん…」 流星くんは、恥ずかしそうにぷいっとそっぽを向きながら小さく返事をした。 ちらっと見えたその横顔は、少し赤く染まっていた。