「ななちゃん、大丈夫?」


目を開けると、目の前に流星くんの心配そうな顔があった。



「あれ…?」



どうやら、私はショッピングモールに向かう途中で寝てしまったらしい…



でも、そのおかけで元気だ。



「大丈夫です!」


そう言って、改めて周りを見ていると、どこかの駐車場みたいだ。



ここは…



「ショッピングモール、着いたよ。」


そう言われて、思わずテンションが上がる。


実は私は、ショッピングとか大好きで、こういう大きい店に来るとたのしくなるからだ。




「流星くん!早く行こう!」


私が待たせていたことも忘れて、車を降りて、流星くんの手を掴んで引っ張る。