恥ずかしすぎて、思わず目の前にあったものに抱きついて、顔を隠す。



「ななちゃん、可愛すぎ…

誘ってんの?」



あ…れ…?






私が今抱きついたのって…



「朝から俺は嬉しいけど…?」



流星くんだった…



「はぅぅぅ…」



やってしまった…


恥ずかしいけど、離れたら、赤くなった顔を見られちゃうから離れられない…


どうしようもなくて、流星くんに抱きついたままだ。



ど、どうしよう…



「うそだよ…

ななちゃんこっち向いて?」



優しく流星くんに言われて、思わず顔をあげる。