「ななちゃん、咳我慢しないでいいよ〜」
私が我慢していたのが分かったのか、先輩にそう言われた。
「ゴホッ…す…ませ…ゴホッ」
「大丈夫、ゆっくり深呼吸だよ〜」
言われるとおりに、ゆっくり深呼吸をすると収まってきた。
「落ち着いたね…ななちゃん、今日帰すのは心配だから入院でもいい?」
入院やだな…
「帰って家に誰かいる?」
ふるふると首をふる。
「さっきも意識失っちゃったし、1人にするのは心配だからさ…」
流星先輩が本当に心配しているのが伝わって、私はコクリと頷いた。
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