俺はななちゃんをそっと、診察室のベットに運んだ。 俺の今日の診察はななちゃんが最後だったから、目が覚めるまでここにいよう。 俺は診察室でカルテの整理をして待っていることにした。 その間に三枝さんが戻ってきて、用意ができたと教えてくれた。 目が覚めたら連れていこう。 俺はそう決めて、様子を見ながら過ごした。