そう思っていると、パタパタと走る音が聞こえた。 「はぁ…はぁ…す、流星先生!802の梅村さんが、急変しました!」 「すぐ行く。」 この前8階の患者さんを担当していた医者が辞めたので、俺の担当患者が増えた。 今は、内科と呼吸器科を担当している。 かけ持ちしている分、前よりも休みが少ない。 こんな呼び出しも日常茶飯事だ。 急いで患者さんの元に向かった。