……おいっ‼
何だそりゃ!?



「ちょっ……何言って……!?」



「え、いいじゃん別に。
どうせ明日から一緒に生活するんだし」




東條はケロッとした顔でそう言って、唖然とするあたしを残して席に着いた。


またザワザワとうるさくなる教室。
ああ……女子達の視線がイタイ。




「……付き合って、ません」




あたしはそう否定だけして、教室から出て行った。



あー……最悪だぁ。今まで生きてきた中で、最悪の誕生日だ……

しかもファーストキスまでアイツに奪われちゃったし……





「バカやろーっ‼‼」



窓から思いっきり叫んで、そのまま屋上に行った。


あんなの絶対間違いだよね。
うん、そうに決まってる‼




屋上に着いたあたしは、ポケットからスマホを取り出した。