とりあえず、あたしは自分の手を東條のおでこに当ててみた。


……微妙。全然、わかんないし。

そしてあたしなりに散々迷った結果。



コツン……




「……熱い、の、かな?」




自分のおでこを当ててみることにした。


熱い、よね?
……にしても、憎たらしいくらいにキレイな顔。


その時いきなり、パチリと東條の目が開いた。





「ううううわっ!!?」



「……っつ……あー、頭いて~」




あれ……もしかして気付いてない?




「……っあ、大丈夫!?
さっきよりも熱は下がったみたいだけど……」




何だ……めちゃくちゃ焦ったよ。


すっかり安心したあたしは、そう言いながらもう一度東條のいるベッドに近付いた。



グイッ……



「……え?」