「あ゛ー…死にそ…」



結局、約2時間程の説教をくらったあたしは、一人で呟きながらドアを開けてベッドに思いっきりダイブした。



……お世話係って、なんか大変だなあ。
あたしの場合は、相手が相手なんだけど。


そう思っていると、急に眠気が襲ってきた。





「んー……ねむい……」



寝ちゃダメだよ……
あたしはまだ、いろいろしなきゃいけない事があるんだから……




「……スー……」




頭の中ではそうわかっていても。
結局あたしは、眠気には勝てず……


そのまま、いつも東條が使っているベッドの上で爆睡してしまった。






「……おい……蘭」



頭の中で、東條があたしを呼ぶ声が聞こえた気がしたけど。
あれは夢、だったのかな……?