「いたよ、東條。見つけた」
「へ……」
「アンタのデカイ声が聞こえたら、バレちゃうだろ?
だから、少しの間黙っててもらっただけ。
変な勘違いしないでね?」
ポカンとしたままのあたしに、生嶋くんはそのまま話し続ける。
て言うか、変な勘違い、って……
「そ、れは……っ‼
別に勘違いなんてしてないけど‼
アンタがいきなりあんなことしてくるからっ」
「あー、やっぱウルサイ。
ほら、早く行かないと見失う」
あたしの方にくるりと背を向けてすたすたと歩き始めた生嶋くんの背中を、キッと睨み付ける。
何よ、生嶋くんのバカ野郎っ‼
と思いながらも、またその後ろ姿について行く。
……だって、東條見つけたって言ったもん。
「へ……」
「アンタのデカイ声が聞こえたら、バレちゃうだろ?
だから、少しの間黙っててもらっただけ。
変な勘違いしないでね?」
ポカンとしたままのあたしに、生嶋くんはそのまま話し続ける。
て言うか、変な勘違い、って……
「そ、れは……っ‼
別に勘違いなんてしてないけど‼
アンタがいきなりあんなことしてくるからっ」
「あー、やっぱウルサイ。
ほら、早く行かないと見失う」
あたしの方にくるりと背を向けてすたすたと歩き始めた生嶋くんの背中を、キッと睨み付ける。
何よ、生嶋くんのバカ野郎っ‼
と思いながらも、またその後ろ姿について行く。
……だって、東條見つけたって言ったもん。


