だけど赤嶺さんは顔を上げ、さっきよりも泣きそうな表情を浮かべた。
「あたし……、どこがダメなんですか?
言ってくれたら、ちゃんと直します‼」
「いや、だからそうじゃなくて……」
突然の言葉に、東條も少しだけ困ったような顔をしている。
その時、赤嶺さんの視線が東條からあたしに向いた。
……なにか、言った方が良いのかな。
だけど、頭が回らない。
上手く、言葉に出来ない。
どうしよう、そう思っていると、赤嶺さんがもう一度東條の方に向き直った。
「あたし、秋月先輩にどこか負けてる所ありますか?
……あたし、秋月先輩よりも東條先輩のこと好きな自信あります‼
それなのに、どうしてあたしじゃダメなんですか!?
なんでそんなに、秋月先輩が良いんですか!?」
「あたし……、どこがダメなんですか?
言ってくれたら、ちゃんと直します‼」
「いや、だからそうじゃなくて……」
突然の言葉に、東條も少しだけ困ったような顔をしている。
その時、赤嶺さんの視線が東條からあたしに向いた。
……なにか、言った方が良いのかな。
だけど、頭が回らない。
上手く、言葉に出来ない。
どうしよう、そう思っていると、赤嶺さんがもう一度東條の方に向き直った。
「あたし、秋月先輩にどこか負けてる所ありますか?
……あたし、秋月先輩よりも東條先輩のこと好きな自信あります‼
それなのに、どうしてあたしじゃダメなんですか!?
なんでそんなに、秋月先輩が良いんですか!?」


