あたしが触るなって言ったから?

それにしてもその子供っぽすぎる性格、どうにかしろっつーの‼




「……あっそ」



だったらこっちだって、謝る気なんか絶ーっ対にないんだから‼


素っ気なく言葉を返すあたしをよそに、東條は目線を落として黙々と朝ごはんを食べ始めた。


……何なの、もう。

ま、襲われないことは、あたしにとっては好都合だからいっか。




「あ、ちょっと」



ピッと服の袖を引っ張られて、あたしは振り向いた。




「なに?」



そんなあたしに、東條はいつもよりも真面目な顔つきになる。




「準備の時、必要以上に俺に話しかけてくんじゃねぇぞ」




は?

一瞬、思考が停止した──……気がした。