その言葉と同時に、頭の後ろに手を回されてそのまま唇が重なる。


突然の出来事に、あたしの意識は少しの間呆然となっていた。





「……っ離せ‼」



勢いよく東條を突き飛ばして、立ち上がる。




「んだよ、そんな怒ってんのかよ」




不機嫌そうに呟く東條を見て、あたしはさらにプチッとなった。


何で東條が不機嫌そうにしてんのよ?

だいたい‼
元はと言えば、そっちが原因のくせに‼





「……どうせ東條は、エロイことしたいだけなんでしょっ‼
この変態男っ‼


文化祭が終わるまで、一切あたしに触んないでよね‼」



「文化祭終わったら、触っていいわけ?」



「っ!?う、うるさい‼
とにかく……絶対、だからね‼」



そう言い放って、あたしは部屋を出た。