【めい side】
集会が始まる5分前。
私はいつものところ、使われていない倉庫の中にあるとても大きな椅子、いわゆる団長専用といった椅子に座っていた。
そのすぐ隣にはひなもいる。
そして集会が始まる時間帯になり、私は団のメンバーの顔を1人1人を見て言い放った。
「私の正体がバレた。この中にいるんでしょ？情報をもらした人が！」
怒鳴り声が倉庫内に響いて、メンバー達はお互い顔を見合わせて、緊張感に包まれた。
「めい、それはどうゆう事？」
隣にいたひなが質問をしてきた。
「今日の帰り道、ひなとすぐ別れた後の事。影月 優と名乗った男に正体を見破られた」
するとひなは目を大きく開けて凄く驚いた表情をした。
「今日、集合があって良かった。めい、実は…その影月 優って人は『悪食』の団長。まさかとは思ったけど…」
私も『悪食』は知っている。
この街1番のヤンキー団を争うぐらいだったが団長はもちろん、団のメンバーも会った事も見た事も無かった。
「」