言われるがままついて行くと屋上に着いた。

なぜ、屋上?


「キアラちゃん、覚えてる?俺が引っ越す時に、キアラちゃんに言ったこと」

「お前こそもう忘れたのか?俺には記憶がないんだ。小学校の時の話をされても困る」

「そっか・・・覚えてないんだね・・・」

「そんなに重要なことなのか?」

「じゃぁ、もう一回言うね。言い方変わっちゃうけど」


? なんだ?この緊張感は。


「最初は眼帯とかでわからなかったけど。今なら君だってわかっているから言える」

「・・・?」

「俺、今でも、好きだよ。キアラちゃんのこと」

「は?」


な、なんですと⁈


「え?あ、え~と、なんと答えれば?」

「キアラちゃん!俺、本気だから。だから、その・・・」