予想は当たっていた。
また次の攻撃が来た。


「結!」


箱型の結界を黒百合と自分の周りに張り、防ぐ。


「このままじゃ埒が明かないね。どうする?風音」

「突破する。走るぞ!」


俺の言葉を合図に2人で走り出す。

しかし、


「うっ!」 ドサッ

「! 風音!」

「クッ!」


足も撃たれてしまった。
こうなりゃ意地だ。
立ち上がり、一気に部屋の入り口まで走った。


「風音!」










キアラsideend