キアラを見ると赤くなっていた。

あ、照れてる。可愛い。

キアラの学校へ行く時、俺らは着替えていたからそのままキアラが歩き出すのを待った。

俺はキアラと同じで全身黒。
片目が出るよう白黒の仮面を付けている。

カイエは俺の逆で全身白。
でも、仮面は同じ。白黒だ。

「そろそろ行こっか」

「カイエ、まだ4時じゃない」

「え!僕のはもう4時・・・あ。止まってる・・・」

「ドンマイ」

「今日のターゲットは少し手強い。データを送ったはずだが、見た?」

「見たよ。父さんの名前があって驚いた」