屋上から戻ると人だかりがあった。

なんだ?


「何かあったのか?」

近くにいた男子に話し掛けてみた。

「ッ!(可愛い!)え、ええとなんか猫が上から降ってき
たらしいんだ」

「そ、そうか。で、その猫は?」

「そのまま逃げちゃったって」

「ふむ。(あの猫野郎・・・)そうか、見たかったな。降
ってきた猫」

「猫、好きなの?僕も猫大好きで───」

「教えてくれてありがとう。じゃ」

めんどくさくなる前に立ち去ろう。
と、思ったのもつかの間。

「「キアラちゃん!」」


・・・・・・。
もっとめんどくなった・・・。

「ハァ〜・・・」








キアラsideend