保健室につくとベッドに横にさせようとしてきた。

「キアラちゃん、休んだほうがいいって」

「水さえあれば・・・治・・・まる・・・ハァハァ・・・」

「水?ええと、水道水でも大丈夫?」

「なんでもいい・・・ハァ・・・」


彼は水を汲んで差し出してくれた。
「ありがとう・・・」


私は一気に飲んだ。
すると、呼吸が安定してきた。


「スーハー・・・。よし。助かった。ありがとう」

「う、うん。俺、秋川。秋川天(あきかわ そら)。席が隣だからすぐ気がついた。ほんとに大丈夫?」

「もう、大丈夫だ」