【第13話】
「返事は、いつでもいいから!」
こうきくんは、一方的に そう言って、学校へ走っていった。
「・・・・・・・・・・・・」
どういう反応をすればいいの?
つむぎ、助けて。
「かなで!良かったじゃん!
こうき、まぁまぁカッコイイしさ!
・・・・・・・・・あ!そら、おはよ!」
つむぎは、私の動揺を断ち切るように、こうきくんの少し後ろにいた一ノ瀬くんに挨拶した。
「お、おう!
鈴、良かったな!」
・・・一ノ瀬くん。
きっと・・・一ノ瀬くんの、この言葉は私を
なんとも思ってないからこそ、言える言葉なんだろうな。
なんか・・・告白されて嬉しいはずなのに胸がチクチクする・・・。
「もーーかな!しっかりしなよ!」
休み時間、つむぎが私の目の前を手でフリフリした。
あ・・・ボーッとしちゃった。
「うん・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
2人とも、黙っちゃった。
家に帰って、私はベットに倒れた。
私・・・今、どういう顔してる?
こうきくんに告白されてマイナスな気持ちになるはずないのに。
私・・・多分、一ノ瀬くんの言葉にモヤモヤしてるんだな。
これ、新しい歌詞にしようかな。
『私は あなたにとって どんな存在?
友達?親友?
私が どこかへ行っても 構わない?
私は あなたが どこかへ行ったら』・・・・・・・・
歌詞が浮かんでこない。
私は、溜まっていた机の横の事務所に送られてきた大量のファンレターを読んだ。
この間 OAされた後に事務所に届いたファンレターを読む。
歌詞が共感出来るとか、切ないとか。
・・・そうだよね。私は この人達のために、嘘のない、本当に感じた事を歌詞にしているんだ。自分を偽って、いい歌詞を書こうとしなくたっていいんだよ。
だから、恋愛でも本当の気持ちを持っていないとダメだよね。
「返事は、いつでもいいから!」
こうきくんは、一方的に そう言って、学校へ走っていった。
「・・・・・・・・・・・・」
どういう反応をすればいいの?
つむぎ、助けて。
「かなで!良かったじゃん!
こうき、まぁまぁカッコイイしさ!
・・・・・・・・・あ!そら、おはよ!」
つむぎは、私の動揺を断ち切るように、こうきくんの少し後ろにいた一ノ瀬くんに挨拶した。
「お、おう!
鈴、良かったな!」
・・・一ノ瀬くん。
きっと・・・一ノ瀬くんの、この言葉は私を
なんとも思ってないからこそ、言える言葉なんだろうな。
なんか・・・告白されて嬉しいはずなのに胸がチクチクする・・・。
「もーーかな!しっかりしなよ!」
休み時間、つむぎが私の目の前を手でフリフリした。
あ・・・ボーッとしちゃった。
「うん・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
2人とも、黙っちゃった。
家に帰って、私はベットに倒れた。
私・・・今、どういう顔してる?
こうきくんに告白されてマイナスな気持ちになるはずないのに。
私・・・多分、一ノ瀬くんの言葉にモヤモヤしてるんだな。
これ、新しい歌詞にしようかな。
『私は あなたにとって どんな存在?
友達?親友?
私が どこかへ行っても 構わない?
私は あなたが どこかへ行ったら』・・・・・・・・
歌詞が浮かんでこない。
私は、溜まっていた机の横の事務所に送られてきた大量のファンレターを読んだ。
この間 OAされた後に事務所に届いたファンレターを読む。
歌詞が共感出来るとか、切ないとか。
・・・そうだよね。私は この人達のために、嘘のない、本当に感じた事を歌詞にしているんだ。自分を偽って、いい歌詞を書こうとしなくたっていいんだよ。
だから、恋愛でも本当の気持ちを持っていないとダメだよね。
