そしてあっという間にコンクールの日がやってきた。

結果は金賞。笑顔で家に帰ったゆきのはある事を思い出した。

今日は夏休み最後の日だ。

明日から学校が再開される。ゆきのは重要なものを一つ忘れていた。

「やば...宿題...」

あまりにも部活に夢中になりすぎていた為か宿題という存在をすっかり忘れていた。

ゆきのはしばらく机に向かった。

「はぁ。何とか終わった...」

かなり急いでやったが終わる頃には日が暮れてしまっていた。