それから那月はクラスの人気者だった。イケメンだし優しいし

「ね〜紗菜??」

「なに〜??」

「倉元のことどー思う?」

「普通の先生w」

紗菜はパンを袋にしまった。

「私、倉元に呼ばれてるから行ってくるね」

紗菜は、教室を出て特別教室にむかった。
トントン””

「どーーぞーー」

倉元の低い声がきこえた。

「なんですか?先生」

「悪いな。成績優秀の花咲に頼みたくてさ」

ある資料を紗菜に渡すため机の引き出しを探してると那月のズボンからなにか写真みたいなのが落ちた

「!!先生おち。。」

紗菜はふと止まった。その写真には兄の友也と那月のツーショットがあったからだ

「あーわりーな花咲」

「あの、これって、、、」

紗菜は手が震えたが言うのをやめた。恐怖心があったから。。

「んっ?あーこれかこいつが死んじまう前の日だよ。一緒にバイクにのってたんだよ、大事なもんだったからよかった」

那月は写真をうけとって資料を渡した。

「ありがとうございます。し、失礼します」

紗菜は焦ってすぐに教室をでた。

「なんだあいつ?」

那月は仕事にもどった。紗菜は教室にいく前にトイレにいった。深呼吸をして落ち着いた。。

何で、倉元が。。。お兄ちゃんを

紗菜は複雑な気持ちになった。