な…菜月ぃ??!!
「なんか二人の声が聞こえて来ちゃった☆」
いやいや…来ちゃった☆じゃないよ…

「可愛い可愛いって、なんか全然嬉しくないよ!!!」
私はめいいっぱい反抗したつもりなんだけど二人はいつまでもニヤニヤしてる。

…これは響いてないな。

「もうっ!」
私はブスっとなり、机に顔を突っ伏した。

「鈴音怒るなって!私達、応援してるんだからね?」
ポンポンと頭を撫でながら子供をあやす様に菜月が言った。

でも、本当に驚きだ。
まさか同じクラスだったなんて。

“浅井友也”

どんな人なんだろう…?