『えっと、お母さん?』
『結衣?どうしたの?』
『今日合格したよ!高校!』
興味があるのかないのかわからない返事をされたが、私は気にせず続けた。
話ができるだけで嬉しかったのだ。
『それでね、お母さん会いたいな〜なんて思ってるんだけど、暇だったりする?』
期待を込めて聞いてみた。
『私はもう結衣のお母さんでも無ければ、会いたい気持ちなんてないのよ。今は幸せなの。好きな人といれて、好きなことができる。結衣が居たせいで私がどれだけ苦労したかわからないでしょうけど、感謝してよね。』