『バカかよ、テストで赤点とった時点で夏休みなんてねーよ。』
『とらないし〜。』
『お前中間で英語何点だったかもう忘れたのかよ。』
『うわ、それはもう過去のことでしょ?今回の結衣は勉強した結衣だから平気です。』
『意味わかんね、バカと話してる暇ない。』
というと机に向かいまたペンを持って勉強を始めた。
俊から話しかけてきたくせに、何がバカだこのやろう。
と心の中で反抗してやった。
でも本当に赤点とったらどうしよう。
神崎君と三宅君とで若菜の誕生日会やろうって話になってるのに。
こうしちゃいられないと思い、私も机にノートを広げた。