リョウオモイ

『何話してるの〜?』
なんの躊躇もせずに若奈が神崎君と三宅君に声をかけた。
『朝ごはんの話!』
元気よく笑顔で三宅君が答えた。
こりゃ三宅君もモテそうだな。
神崎君はずっとニコニコしてるし、この2人は最強かもしれない。
神崎君がこんな近くに居ることを嬉しく思うと同時に若奈のことが気になった。
ちらっと横を見ると、神崎君を見て目をハートにさせている若奈の姿があった。
やっぱり好きなんだ。
どうしよう…平和にいきたい。
『2人は明日の午後予定ある?』
『ないよ〜、ね?結衣。』
『え?あ、ないよ。』
いきなり話をふられ焦ってしまった。