あたしたちは
4時間も遊んだ。

カラオケにずっといた。


「ユズナオメデト――っ!!」


から始まって,


すごくはしゃいで
いっぱい歌って
おしゃべりして。


すごい楽しいのに…。



なんか罪悪感。



ちゃんと暁に
連絡すればよかったかな。

っていう。


「ユズナ,ほら歌いなよ!」

「え,うん!」

「ユズナのための会
なんだからね,
ユズナが楽しまなきゃ」

「そうだね」


うなずいたものの,
心はそう晴れなかった。


それも始めだけ。

楽しんでいる間に
忘れていった。